for Teachers

私わたし・青海佳子あおみけいこが提唱ていしょうする「みえるにほんご授業じゅぎょう」は、「イメージ・発話はつわ・協働きょうどう」を重視じゅうしした、学習者中心がくしゅうしゃちゅうしんの授業じゅぎょうです。

1. ことばや文字もじをイメージに変かえて「みえる化か」
   「みえるにほんご授業じゅぎょう」では、学習者がくしゅうしゃが覚おぼえにくいことばや文字もじなどをイメージに変かえて「みえる化か」することで記憶きおくに定着ていちゃくさせる工夫くふうをしています。
   これにより非漢字圏ひかんじけんの学習者がくしゅうしゃにとって負担ふたんが大おおきい漢字かんじや、助詞じょしの使つかい分けなども楽たのしく覚おぼえられるようになります。
   
   ●イメージ化・みえる化かの具体例ぐたいれい
   

公式こうしきYouTubeチャンネル「けいこせんせいの「イメージでおぼえるにほんご」より

公式こうしきYouTubeチャンネル
「けいこせんせいの
「イメージでおぼえるにほんご」より

2. 会話場面かいわばめんを「みえる化か」した発話練習はつわれんしゅう
   「みえるにほんご授業じゅぎょう」では、会話場面かいわばめんのイラストを見みながら、その場ばにふさわしい会話かいわがスラスラと口くちから出でてくるまで何度なんども口頭練習こうとうれんしゅうを行おこないます。
   それによって、会話場面かいわばめんと発話はつわが自然しぜんと定着ていちゃくし、普段ふだんの会話力かいわりょくが爆発的ばくはつてきに上あがります。
   　
3. 学習者中心がくしゅうしゃちゅうしん・参加型さんかがたの協働授業きょうどうじゅぎょう
   「みえるにほんご授業じゅぎょう」では、教師きょうしは単たんに「教おしえる人ひと」というより、学習者がくしゅうしゃが主体的しゅたいてきに授業じゅぎょうに取とり組くめるような場ばを創つくる「ファシリテーター」の役割やくわりを担にないます。
   文法説明ぶんぽうせつめいは最低限さいていげんにとどめ、学習者自身がくしゅうしゃじしんが文法規則ぶんぽうきそくを発見はっけんし、応用おうようできるようにサポートしていきます。
   学習者がくしゅうしゃは自分自身じぶんじしんで問題もんだいを発見はっけんし、それを解決かいけつするためにクラスメイトと話はなし合あい、自分じぶんの意見いけんを伝つたえ、説明せつめいし合あうことで、日本語にほんごでの対話力たいわりょくを身みに付つけていきます。

「みえるにほんご授業じゅぎょう」では、学習者がくしゅうしゃが常つねに主体的しゅたいてきに授業じゅぎょうに参加さんかするので、学習意欲がくしゅういよくが向上こうじょうし、自みずから学まなび続つづけることができる自立じりつした学習者がくしゅうしゃを育そだてることができます。

また、学まなんだことをその場ばでアウトプットできるようになるため、学習者がくしゅうしゃは「わかる」だけでなく、「できる」という満足感まんぞくかんが得えられ、日本語にほんごに対たいする自信じしんにつながります。その結果けっか、多おおくの学習者がくしゅうしゃが授業以外じゅぎょういがいの生活せいかつや仕事しごとの場ばでも積極的せっきょくてきに日本語にほんごを使つかってみようという気持きもちになり、日本語にほんごでの対話力たいわりょくが向上こうじょうします。

教師自身きょうしじしんが学習者がくしゅうしゃの協働相手きょうどうあいてとなることで「みえるにほんご授業じゅぎょう」が可能かのうとなります。プライベートであれグループレッスンであれ、イメージや発話中心はつわちゅうしん、学習者がくしゅうしゃが主体的しゅたいてきに取とり組くむという授業じゅぎょうスタイルに変かわわりはありません。